COLUMN暮らしとお金の豆知識

ひな祭りは“最大の家計リスク日”だった? 2026-02-20 16:23:35

ひな祭りは“最大の家計リスク日”だった?
――知らないと怖い守りの盲点

 

 

 

ひな祭りは「守る覚悟」を問う日

■ 願いと現実のあいだにあるもの

3月3日、ひな祭り。雛人形を飾り、子どもの健やかな成長を願う時間は、家庭にとって温かく穏やかな瞬間です。しかし金融の視点から見ると、この日は単なる年中行事ではありません。むしろ「守る側の責任」を最も意識すべき日です。子どもの未来を思い描く瞬間ほど、家計の土台が問われるタイミングはありません。願うことは誰にでもできますが、守れる設計になっているかどうかは別問題です。ここに、家計の盲点が潜んでいます。

 

 

 

 

流し雛とリスクマネジメント

 

■ 昔から日本人は“備える文化”を持っていた

ひな祭りの原型である流し雛は、災厄を人形に移して川へ流す風習でした。これは偶然ではなく、「起こりうる不幸を事前に想定し、対処する」という合理的な思想です。現代で言えばリスクヘッジそのものです。病気、事故、収入減少、経済環境の変化――起きてほしくないことほど、事前の準備が必要です。しかし多くの家庭は「今問題がない」という理由で深く考えません。何も起きていないことと、備えが十分であることは同義ではありません。

 

 

 

 

子育て世帯が抱える本当のリスク

 

■ 収入停止が家計を揺らす

30代から40代前半は、家計支出のピークに向かう時期です。住宅ローン、教育費、車の維持費、生活費の上昇。仮に月30万円の生活費が必要な家庭で、公的保障などにより月18万円が補填された場合、月12万円の不足が生じます。年間144万円、5年で720万円。この差額は、貯蓄だけで吸収できるでしょうか。問題は確率ではなく耐久力です。「起きるかどうか」ではなく、「起きたら何年持ちこたえられるか」を考える視点が必要です

 

 

 

 

 

「保険に入っている」は安心ではない

 

■ 加入=設計完了ではない

多くの家庭が「保険には入っている」と言います。しかし保障額が不足していたり、保障期間が教育費ピークと合っていなかったり、医療保障に偏りすぎて貯蓄が不足していたりするケースは少なくありません。保険は商品ではなく、家計全体の設計図の一部です。単体での良し悪しではなく、家計全体のバランスの中で機能しているかどうかが重要です。

 

 

 

 

 

教育費は“時間”が最大の武器

■ 複利の力を味方にできているか

教育資金準備において重要なのは、利回りよりも時間です。複利の基本構造は次の式で表されます。

 

教育資金=P(1+r)tA = P(1 + r)^tA=P(1+r)t

 

元本Pに対して、利率r、期間tが長いほど将来額は増加します。同じ金額を積み立てても、始める時期が早いか遅いかで結果は大きく変わります。3年、5年の差は、将来の選択肢の差になります。ひな祭りは子どもの成長を祝う日ですが、同時に「時間という資産」を意識する日でもあるのです。

 

 

 

 

共働き家庭の錯覚

■ 世帯年収が高い=安全ではない

共働き世帯は収入が高く見えます。しかし支出も比例して増えている場合、どちらかの収入が止まった瞬間に家計は急速に崩れます。住宅価格の上昇、教育費の高度化、インフレ。共働き前提で設計している家計ほど、前提が崩れたときの影響は大きいのです。重要なのは「共働きだから安心」ではなく、「共働きが止まった場合でも持続可能か」という視点です。

 

 

 

 

 

ひな祭りに確認すべき3つのこと

 

■ 感情の日だからこそ、数字を見る

子どもの笑顔を見ながら、次の3点を確認してみてください。

 

① 必要保障額は妥当か
②教育費総額の見通しは立っているか
③収入停止時のシミュレーションはあるか

 

この三つを把握するだけで、家計の安心度は大きく変わります。感覚ではなく、数字で答えられる状態をつくること。それが守りの第一歩です。

 

 

 

 

祈りを“設計”に変える日

 

■ 最大の準備期間は「今」

「まだ何も起きていない」今こそ、最大の準備期間です。健康で、収入があり、選択肢が広い状態だからこそ、設計の見直しができます。問題が起きてからでは、条件も選択肢も限られます。守りは平時に整えるものです。
ひな祭りは、願いを込める日であり、守る覚悟を確認する日です。祈りは大切ですが、未来を守るのは設計です。今年のひな祭りは、雛人形の前で一度、わが家の家計耐久力を点検してみてはいかがでしょうか。願いを“安心”に変える一歩は、そこから始まります。

 

 

 

 

■次の3つ、すぐに答えられますか?

● 万一のとき、生活費は何年分確保できていますか?
●教育費総額を数字で把握していますか?
●共働き前提が崩れた場合の家計シミュレーションはありますか?

 

1つでも「はっきり言えない」なら、それは見直しのサインかもしれません。

守る力は、「保険に加入しているか」ではなく「設計できているか」で決まります。

今年のひな祭りは、雛人形の前で家族写真を撮るように、“家計の現在地”も一枚撮ってみませんか。

 

 

 

 

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