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投資より先に“やってはいけないお金の行動”3選 2026-01-28 12:13:54

 

 

 

投資より先に“やってはいけないお金の行動”3選

 

「将来が不安だから、とりあえず投資を始めました」
ここ数年、こうした声を聞く機会が明らかに増えました。NISAやiDeCo、SNSで流れる成功体験などを見ていると、「早く始めた人が得をする」「今始めないと乗り遅れる」という空気を感じるのも無理はありません。

実際、投資は正しく使えば非常に有効な手段です。ただ一方で、相談の現場では「投資を始めたのに不安が減らない」「むしろお金のことで神経質になった」という声も少なくありません。
この違いは、金融知識やセンスの差ではなく、始める前の準備と順番によって生まれています。

現場で多くの家計を見てきた立場から、ひとつはっきり言えることがあります。
投資そのものが失敗の原因になるケースは、実はそれほど多くありません。
多くの場合、問題は「投資の前にやってはいけない行動」を無意識のうちに積み重ねていることにあります。

今回は、30代が特に陥りやすい
「投資より先にやってはいけないお金の行動」3つを整理してお伝えします。

 

 

 

 

 

 

① 生活防衛資金がないまま投資を始める

 

最も多く、そして最も危険なのがこのケースです。
貯金はほとんどなく、何かあればクレジットカード。家計はボーナス前提。それでも「投資は長期だから大丈夫」「毎月少額だから問題ない」と考え、投資をスタートさせてしまう。

本人に悪気はなく、むしろ将来を考えた前向きな行動に見える点が厄介です。しかし、これは家計を根本から不安定にする典型例でもあります。

投資で最も避けたいのは、相場が下がることそのものではありません。
「続けられなくなる状況」に陥ることです。

病気やケガ、転職、収入減、家電の故障など、特別ではない出来事は誰にでも起こります。そのとき生活費の余力がなければ、値下がりしている最中でも投資資産を取り崩さざるを得ません。

結果として、利益が出る前に解約し、「投資はやっぱり怖い」「自分には向いていない」という感情だけが残る。これは投資の失敗ではなく、順番の失敗です。
最低限、生活費の3〜6か月分の現金を確保してから投資を考える。これはテクニック以前の、家計の土台の話です。

 

 

 

 

 

② リスクを把握しないまま「なんとなく分散」している

 

「株もやっていますし、投資信託も。仮想通貨も少しだけ」
こう聞くと、分散投資ができているように感じるかもしれません。しかし実際に中身を確認すると、リスク量を把握していない、何が起きたらどれくらい困るのか分かっていない、家計全体で見た許容範囲を超えている、というケースが非常に多いのです。

問題は、投資だけを切り取って考えてしまうことです。
住宅ローンという大きな固定リスク、将来確実に発生する教育費、万一の収入減といった要素を無視して投資を組むと、相場が下がったときに精神的にも家計的にも耐えられない構造になります。

分散とは、商品を増やすことではありません。
家計全体でリスクをどう配分するかという視点です。ここを飛ばした投資は、冷静な判断を失いやすく、結果的に「安いときに売ってしまう」という行動につながります。

 

 

 

 

 

③ “何かあった後”の対策を後回しにしている

 

投資の話になると、意外と触れられないのがこのポイントです。
病気やケガで働けなくなったらどうするのか。万一、収入が途絶えたら生活はどうなるのか。家族がいる場合、その後の生活費はどう確保するのか。

多くの人が「起きたら考えよう」「確率は低いから大丈夫」と後回しにします。しかし現実には、家計が一気に崩れる原因は投資の失敗ではなく、想定外の出来事であることがほとんどです。

そして皮肉なことに、そうした事態が起きた瞬間、投資は真っ先に止まります。積立は停止され、場合によっては解約され、家計の立て直しに何年もかかる。その結果、「投資をしていたはずなのに将来が楽にならない」という状態に陥ってしまうのです。

投資は、守りがあってこそ続けられる。これは経験者ほど実感している事実です。

 

 

 

 

 

投資は“順番”を間違えると武器にならない

 

ここまで見てきた3つは、どれも特別な話ではありません。むしろ、多くの人が「自分は当てはまらない」と思い込みやすいポイントです。しかし実際には、この順番を間違えただけで、投資がストレスや不安の原因になってしまうケースを数多く見てきました。

投資は非常に有効な手段です。ただしそれは、生活の土台が安定しており、リスクを理解し、何かあっても続けられる仕組みが整っていて初めて力を発揮します。
「増やす話」から入るのではなく、「崩れない設計」を先に整える。この視点を持てるかどうかで、5年後・10年後の安心感は大きく変わります。

 

 

 

 

 

独身30代・既婚30代で起きやすい“順番ミス”の具体例

 

ここまで読んで、「考え方は分かるが、自分の場合はどうなのか」と感じた方も多いはずです。
同じ30代でも、独身と既婚ではお金のリスク構造が大きく異なります。ここでは、それぞれで特に起きやすい“投資前のつまずき方”を整理します。

 

 

 

独身30代に多いケース

「身軽さ」を過信してしまうパターン

独身の場合、家族を養う責任がない分、「何かあっても何とかなる」「最悪、自分一人だから」と考えがちです。その結果、生活防衛資金が不十分なまま投資比率を高めてしまうケースが少なくありません。

実際には、独身こそ収入が止まった瞬間のダメージが直撃します。
病気やケガで数か月働けなくなった場合、代わりに支えてくれる配偶者はいません。実家に戻れるとも限らず、固定費はそのまま発生します。

この状態で投資をしていると、「続ける余裕」がなくなった時点で解約せざるを得ず、結果的に資産形成が中断されます。
独身30代にとって重要なのは、増やすことよりもまず“時間を味方につけ続けられる状態”を作ることです。そのための現金余力や、収入が途切れた場合の備えは、投資よりも優先度が高いと言えます。

 

 

 

既婚30代に多いケース

 

「今は大丈夫」という安心感に頼るパターン

一方、既婚30代に多いのは、「共働きだから」「配偶者がいるから」という理由で、リスクを軽く見てしまうケースです。
確かに、収入源が複数あることは強みです。しかし、それは何も起きなければの話です。

たとえば、どちらかが病気で働けなくなった場合、家計は一気に引き締まります。子どもがいれば教育費は減らせず、住宅ローンや家賃も待ってはくれません。
この状態で投資リスクを取り過ぎていると、「家族を守るためにやめる」という判断を迫られます。

既婚者の場合、投資の判断は自分一人の問題ではありません。
家族の生活を止めないための設計が先にあり、そのうえで余力として投資を行う必要があります。
「家計が回っている=リスクに耐えられる」ではない、という点は特に注意が必要です。

 

 

 

 

 

 

共通して言えること

 

投資額の大小ではなく、“やめずに済むか”が基準

独身でも既婚でも共通して言えるのは、投資の成功・失敗を分けるのは金額ではないということです。
月1万円でも、10万円でも、やめずに続けられる構造かどうか。ここがすべてです。

そのためには、

 

●生活が崩れない現金余力
●想定外が起きても家計が止まらない仕組み
●家族構成に合ったリスク設定

 

 

これらを先に整える必要があります。

投資は「今の余裕」を使うものではなく、将来まで続く前提で設計するものです。
この視点を持てるかどうかで、同じ30代でも10年後の結果は大きく変わります。

 

 

 

 

 

もし「自分は大丈夫か?」と感じたら

 

ここまで読んで、自分の家計はどの段階にあるのか、投資の前に整理すべき点は何か、今の選択が将来どう影響するのか。一度、全体を俯瞰して確認してみることをおすすめします。

数字を少し整理するだけで、「やらなくていい不安」と「今やるべき対策」は明確になります。将来のために動いているつもりで、実は遠回りしていないか。その確認だけでも、十分に価値はあります。

 

 

 

 

 

 

最後に

 

投資を始めること自体は、決して間違いではありません。
ただ、増やすことばかりに意識が向くと、「続けるための設計」がおろそかになりがちです。そして多くの人が、投資で失敗したのではなく、投資を続けられない状況を自分で作ってしまっているのが現実です。

独身であっても、既婚であっても、30代はまだ取り返しがきく年代です。
だからこそ、今のうちに「何かあっても崩れない土台」を整えておくことが、将来の選択肢を大きく広げます。

もし今、
「自分の家計は投資を優先していい段階なのか」
「このまま続けて、本当に将来は楽になるのか」
少しでも引っかかるものがあるなら、一度立ち止まって全体を整理してみてください。

お金の不安は、我慢や根性で消えるものではありません。
順番を整えるだけで、驚くほど軽くなる不安もあります。

将来のために動いている“今”を、無駄にしないために。
確認する価値は、十分にあるはずです。

 

 

 

 

 

 

このコラムを読んでくださった方へ

 

ここまで読んで、「自分は投資を始める“順番”を間違えていないだろうか」「今の家計は、何かあっても本当に大丈夫なのか」そんな疑問が少しでも浮かんだ方は、あなただけではありません。

実際、私たちがご相談を受ける30代の多くが、「投資はしているけれど、全体として正しいのか分からない」「不安を減らすために始めたのに、まだ不安が残っている」という状態からスタートしています。

このコラムでお伝えした通り、大切なのは「どの商品を選ぶか」ではなく、今の生活・家族構成・収入状況に合った順番で設計できているかです。そこで、
「売り込みなし」「具体的な商品の話をしない」家計全体を整理するための無料チェックをご用意しています。

この無料チェックで分かること

 

 

●今の家計は「投資を優先していい段階」かどうか

●生活防衛資金やリスクの抜け漏れがないか

●独身/既婚、それぞれの立場で見た注意点

●今すぐ変えるべきこと・まだ触らなくていいこと

 

 

無理に何かを勧めることはありません。「今の選択が合っているか」を確認するだけでも、
将来の不安はかなり整理されます。

将来のために動いている今を、遠回りにしないために。一度、立ち止まって全体を見直してみませんか。

 

 

 

 

▶︎【家計と投資の順番を整理する無料チェックはこちら】

 

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