「今年は大丈夫」が一番危ない。年始に潜む3つの家計リスク 2026-01-13 09:26:44

「今年は大丈夫」が一番危ない。年始に潜む3つの家計リスク
目次
「今年は大丈夫」が一番危ない。年始に潜む3つの家計リスク
年が明けると、多くの人がこう口にします。
「今年は大丈夫だと思います」
「今のところ特に困っていないので」
実はこの言葉こそ、家計にとって最も危険なサインの一つです。
FPとして数多くの相談を受けてきましたが、本当に困ってから相談に来る人の多くが、数ヶ月前まで「大丈夫」と思っていたという共通点があります。
年始は気持ちが前向きになりやすく、問題を過小評価しがちな時期でもあります。今回は、年始に特に見落とされやすい「3つの家計リスク」について整理してみましょう。
リスク①「去年と同じだから大丈夫」という思い込み
年始の家計で最も多い落とし穴が、「去年と同じ生活をしているから、今年も大丈夫だろう」という考え方です。
確かに、収入も生活スタイルも大きく変わっていないように見えるかもしれません。しかし、実際には少しずつ変化が起きています。
●物価の上昇
●社会保険料の負担増
●サブスクや固定費の増加
●将来のライフイベントの接近
これらは一つひとつは小さくても、積み重なると家計に確実に影響します。
「去年問題なかった」は、「今年も問題ない」を保証してくれません。
特に固定費は、一度決めると見直さないまま数年が過ぎがちです。
年始は、この“見えないズレ”を修正する数少ないチャンスでもあります。
リスク②「何かあっても何とかなる」という過信
二つ目のリスクは、根拠のない安心感です。
「貯金も多少あるし、何かあっても何とかなるだろう」
この感覚自体は悪いものではありませんが、問題は“何か”の中身を考えていないことです。
●病気やケガで数ヶ月働けなくなったら?
●急な入院で出費が重なったら?
●収入が一時的に止まった場合、生活費は何ヶ月もつのか?
これらを具体的な数字で把握している人は、意外と多くありません。
「何とかなる」は、仕組みがあって初めて成立します。
仕組みがないままの楽観は、単なる先送りです。
年始は、この先送りを止めるには最適なタイミングです。
リスク③「保険に入っているから安心」という錯覚
三つ目のリスクは、保険に対する誤解です。
「一応、保険には入っているので」この言葉も、相談の現場で非常によく耳にします。しかし詳しく話を聞くと、
●内容を説明できない
●いつ入ったか覚えていない
●今の生活に合っているか分からない
というケースが大半です。
保険は「入っていること」自体が安心なのではなく、今の自分に合った設計になっているかどうかが重要です。
収入、家族構成、働き方が変われば、必要な保障も変わります。
にもかかわらず、何年も見直していない保険は、足りないか、かけすぎているか、その両方かもしれません。
なぜ年始はリスクを見落としやすいのか
年始は、心理的に「リセットされた感覚」になりやすい時期です。
この感覚自体は前向きで良いものですが、同時に、
●問題を直視しにくくなる
●現実より楽観的に判断してしまう
●「まだ大丈夫」と考えてしまう
という副作用も生みます。
だからこそ、「今年は大丈夫」という言葉が出てきたときほど、一度立ち止まる価値があります。
独身の人ほど注意したい年始の家計リスク
特に独身の方は、「自分一人だから身軽」と感じがちです。しかし現実には、
●収入源が一つ
●休めば即収入減
●頼れる人が限られる
という意味で、リスクが集中しています。年始は、「今は困っていないか」ではなく、「何が起きたら一番困るか」を考えるタイミングです。
「不安になるため」ではなく「安心するため」の確認
ここまで読むと、不安を煽られているように感じるかもしれません。しかし目的は逆です。
●現状を把握する
●リスクを整理する
●対策の有無を確認する
これができれば、不安はむしろ減ります。見えない不安が一番怖く、見える不安は対処できます。
「問題が起きていない今」が、実は一番の分かれ道
家計の相談で感じるのは、本当に大きな差は「問題が起きた後」ではなく、「何も起きていない時」に生まれているという事実です。
病気や事故、収入減といった出来事が起きてから慌てて動く人と、「特に困ってはいないが、一度整理しておこう」と動いた人。
数年後、家計の安定度にははっきりとした差が出ます。前者は選択肢が限られ、後者は余裕を持って判断できる。
この違いは、年始の判断一つで決まることも少なくありません。
家計リスクは「突然」ではなく「静かに」進行する
多くの人は、家計の問題は突然起きると思っています。
しかし実際には、
●毎月の支出が少しずつ増えている
●貯金のペースが落ちている
●固定費を見直さないまま年月が過ぎている
といった形で、静かに進行します。気づいたときには、「こんなはずじゃなかった」「もう少し早く知っていれば」となるケースが非常に多い。
年始は、この“静かな変化”に気づくための、数少ない立ち止まりポイントです。
「安心材料」を言語化できていますか?
本当に「大丈夫」な人には、共通点があります。
それは、安心の根拠を言葉で説明できることです。
●いくらあれば、どれくらい生活できるのか
●どんなリスクを、どこでカバーしているのか
●逆に、起きたら困ることは何か
これを説明できる人は、「何となく大丈夫」とは言いません。「ここまでは大丈夫」と、範囲を理解しています。
一方で、説明できないままの安心感は、ただの思い込みです。年始は、その思い込みを一度整理するのに最適な時期です。
年始の5分でできる、最低限のリスク確認
大がかりな見直しをしなくても構いません。まずは次の3つを考えてみてください。
①収入が止まったら、何ヶ月持つか
②一番お金がかかるリスクは何か
③それに対する備えはあるか
この3つに答えられない場合、「今年は大丈夫」と言い切るのは、少し危険かもしれません。
最後に
「今年は大丈夫」
この言葉が出たときこそ、家計を見直すサインかもしれません。
大きな決断は必要ありません。年始に一度、家計と保障を整理するだけで、1年の安心感は大きく変わります。
問題が起きてからではなく、「何も起きていない今」だからこそできることがあります。
それが、年始に潜む家計リスクへの、最も現実的な備え方です。
「大丈夫かどうか」を、数字で一度だけ確認しませんか
ここまで読んで、「自分は本当に大丈夫だろうか」と少しでも感じたなら、その感覚は、とても健全です。
私たちは、保険の加入を前提にする前に、家計と保障を“整理して確認するだけ”のチェックを行っています。
●収入が止まった場合、何ヶ月生活できるのか
●今の保障で、どこまでカバーできているのか
●逆に、かけすぎ・足りていない部分はないか
こうした点を数字で整理するだけでも、「何となくの不安」は、かなり具体的になります。
無理な提案や、その場での判断を求めることはありません。目的は、「今年は本当に大丈夫か」を確認することです。
年始は、家計とお金を立ち止まって見直しやすい時期です。問題が起きる前の“今”だからこそできる確認があります。
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