株やNISAより先にやるべき“無形資産投資”とは 2025-08-19 11:00:54
株やNISAより先にやるべき“無形資産投資”とは
目次
はじめに
ここ数年、つみたてNISAやiDeCoといった制度が注目され、株式投資や投資信託を始める人が急増しています。
しかし、いきなり金融商品にお金を入れるよりも、もっと先にやるべき投資があります。それが「無形資産投資」です。
無形資産とは、お金やモノのように形がある資産ではなく、スキル・知識・人脈・健康・信用といった“目に見えない資産”のこと。
これらは一度身につけると長期的なリターンを生み、金融資産の運用にも大きく影響します。今回は、この無形資産投資の重要性と始め方を解説します。
①無形資産が資産運用の土台になる理由
株や投資信託は、お金を増やすための手段です。しかし、運用の成否は知識・判断力・人とのつながりに左右されます。
たとえば、同じ100万円を投資しても、金融知識のある人とない人では成果に大きな差が出ます。これは、運用そのものよりも**“事前の準備”=無形資産の有無**が影響しているからです。
実際、金融庁が公表した調査でも、投資経験者の中で「金融知識が豊富」と回答した層は、そうでない層よりも年間平均リターンが高い傾向にありました。
無形資産が資産運用に与える主な効果は以下の通りです。
●判断の精度が上がる(知識・経験)
●良質な情報が集まる(人脈・信用)
●長期運用に耐えられる(健康・メンタル)
②無形資産投資の5つの柱
(1) 知識
金融・経済・税制の基礎を学ぶことは、最もコスパの高い投資です。
例:資産運用に関する書籍、オンライン講座、資格取得(FP技能士など)
短期効果として、詐欺や高リスク商品の回避能力が向上します。
(2) スキル
プレゼン力、データ分析、語学などのスキルは収入増に直結します。収入が増えれば投資の元手も増え、複利効果が加速します。
例えば英語を習得すると、海外投資の情報を一次ソースで得られるようになり、情報鮮度が格段に上がります。
(3) 人脈
信頼できる人とのつながりは、良質な投資情報やビジネスチャンスをもたらします。
例:異業種交流会、勉強会、ボランティア活動
金融機関の担当者や経営者との縁が、思わぬ投資案件につながることもあります。
(4) 健康
長期的な資産形成は健康あってこそ。病気で働けなくなると収入も運用もストップします。
例:運動習慣、食生活の改善、定期健診
健康は「時間」という最も貴重な資源を守る投資でもあります。
(5) 信用
金融機関や取引先からの信用は、ローン金利や投資の条件にも影響します。
例:クレジットヒストリーの管理、約束を守る習慣
信用スコアが高ければ、資金調達や不動産投資の条件が有利になります。
③株やNISAの前に無形資産に投資すべき理由
- 損失リスクがない
学びやスキルは失うことがなく、むしろ年々価値が高まります。 - リターンが複利で積み上がる
知識や人脈は一度得ると一生使えるため、時間が経つほど成果が増えます。 - 金融資産運用の成功率を高める
正しい判断と継続力が備わり、無駄な損失を防げます。
④無形資産を軽視した失敗例
初心者の中には、十分な知識や準備をせずにいきなり株やFXに資金を投入し、大きな損失を出して撤退するケースがあります。
ある30代会社員Bさんは、ボーナス100万円を使って有名な成長株に投資しましたが、決算内容や業界動向を理解していなかったため、半年で30%の損失に。
「まずは1年かけて金融知識を身につければよかった」と後悔しています。
⑤無形資産投資の始め方
●月5,000円〜1万円を自己投資予算にする
●興味のある分野の書籍を読む(最低月1冊)
●オンライン講座やセミナーに参加する(年数回)
●異業種や趣味のコミュニティに参加する
●健康診断や運動習慣を生活に組み込む
⑥3か月〜1年の実践スケジュール例
最初の3か月
●金融の基礎知識を学ぶ(投資の種類、リスク、税制)
●生活習慣の見直し(運動・睡眠・食事)
●興味ある分野の交流会に1回参加
6か月〜1年
●語学や資格取得に挑戦
●定期的な勉強会やセミナーに参加
●新しい人脈を通じて情報交換
こうして育てた無形資産は、その後の金融資産運用を加速させます。
⑦無形資産が金融資産を加速させた事例
30代会社員Aさんは、株式投資に興味を持ったものの、まずは1年間「金融知識と人脈作り」に集中しました。
書籍やセミナーに20万円を投資し、FP資格を取得。その後、NISAを活用して5年間で資産を2倍に。
Aさんは「最初に自己投資をしていなかったら、間違った銘柄選びで損をしていた」と振り返ります。
おわりに
株やNISAは、あくまでお金を増やすための“道具”です。
その道具をうまく使いこなすためには、まずあなた自身の能力・つながり・健康といった無形資産を育てることが欠かせません。
今日からでも、月5,000円の自己投資は始められます。
あなたはまず、どの無形資産から育ててみますか?
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